都電の車窓から

都内で唯一残された都電…「荒川線」。 家々が立ち並ぶ中を走るその姿は、 現代に残された下町そのままの形です…。 都電から見える景色・その周辺の街並み…。 それらを通して「下町・荒川」を知っていただきたい。 そんな思いでご紹介させていただく、フォトギャラリーです。


vol.2 町屋から三ノ輪へ -色づく銀杏と彰義隊- その3

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前回町屋駅前をスタートした今回の都電の車窓から。
終点三ノ輪橋停留所を目指して、都電沿いに進んでいきたいと思います。
季節は紅葉色づく12月の終わり。
それでは続きスタートです。

昔っからこの姿のままでした-荒川区役所

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と、いうことでしばし都電の線路を離れ荒川区役所に寄り道してみたいと思います。
この区役所、私が生まれた時からこのまま同じ姿。
建物内も結構老朽化が進んでいる感じがするのですが、レトロと言えばレトロで良いかもしれません(笑)
ただ、近隣の区のキレイな役所を見てしまうと…。

当店からも自転車で10分程度とアクセスが良いので重宝(というか使わざるを得ないですよね)しております。

区役所の前には荒川公園(地元民もこの名はあまり知りません)があり、散歩する人、小池で釣を楽しむ人…。
常に区民の憩いの場でもあります。

そして、意外と紅葉がキレイなんですよね。

 

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この時はまだ12月半ばでしたので、赤や黄色にキレイな紅葉を見ることができました!

これぞ下町の商店街!-ジョイフル三ノ輪

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そして、荒川一中前停留所までテクテク。
テクテクと言いましたが、荒川区役所停留所-荒川一中前停留所-三ノ輪橋停留所の3つは乗車時間1分間隔。
もうホンの目の前といった感じです。
荒川一中前停留所は都電荒川線で一番新しい停留所なのですが、この短い間隔にどうして作ったのか…。

 

2000年11月11日 沿線住民の請願により開業。
荒川一中前駅 - Wikipedia

 

だそうです。確かに停留所名に「ジョイフル三ノ輪前」と書かれていますからね。
ジョイフル三ノ輪は地元ではなかなかに有名な商店街でして、都電関連の案内本には必ずといっていいほど掲載されています。
数百メートルあるアーケード商店街で、ここ下町ではアーケード商店街は珍しいほうなんですよ。

写真は一番はじの一中側を撮ったものなので少し客足も少ない(平日の朝ですしね)ですが、三ノ輪方面は結構にぎわっています。
この商店街の中程にかの砂場総本家さんがあります。
1954年の木造建築で荒川区の文化財指定を受けているそうで、それはそれは古き良き建て構えです。

それでは最終目的地、三ノ輪橋&円通寺を目指します!

今回のテーマがどうして彰義隊なのか。
それは円通寺の黒門が見たかったからっ!

近所なのに中々行く機会もなく。
上野公園や寛永寺の近くを通る度に気になっていたわけです。
ということで次回最終回。

12月の話がすっかり1月末まで食い込んでますが、どうぞよろしくお願いします。
彰義隊 - Wikipedia
上野戦争 - Wikipedia