向原、区画整理の空き地は猫の昼寝床
向原停留所から東池袋四丁目停留所にかけての線路沿いはジグザグと曲がりくねった小道が多く、沿線には金網に囲まれた空き地が点在しています。
雑司が谷の辺りも沿線がきれいな道路に整備されていますから、この辺りもまもなくきれいに整備されるんでしょうね。
そんな空き地は誰にも邪魔されない猫のスペースに。
どこからともなく集まってきたような猫たちが輪になって昼寝していました。
ちょうど都電が走ってきたところで、金網の間から一枚。
ずーっと快適な寝床とはいかないかもしれませんが、今のところはノンビリひなたぼっこできる格好のスポット。過ぎ去る都電の音もちょうど気持ちが良いのかもしれませんね。
昼下がりの飛鳥山公園で都電6000形を見つけた
7000形車両レトロ塗装車の運行開始について | 東京都交通局
都営交通では平成25年11月10日より7000形車両のレトロ塗装車を運行するそうです。
7000形は昭和40年代に活躍した黄色い車両。
そしてここ、飛鳥山公園に展示されている車両は6000形。
さらに一昔前、昭和20年代より運行していた車両が残されているんです。
この辺りでも高台に位置する飛鳥山公園は桜の名所、紅葉の名所として知られていますが近年3つの博物館の公開や渋沢栄一に縁のある晩香廬・青淵文庫などの一般公開なども始まったことで話題になっていますね。
土日はイベントなども行われて賑わっている公園ですが、平日の昼下がりはノンビリとしたもの。
高台から眺める下町の風景は一見の価値ありです。
ところでこの廃車になった旧都電車両。
荒川遊園地や荒川車庫前の展示広場をはじめ都内各所に今も展示されているんだそうです。
都電の沿線からは逸れてしまいますが、それらを訪ねてみるのもまた面白いかもしれませんね。
9000形レトロ車両の一つ目ライト
陽が沈むのが早くなってきた夕方、遠くから一本道のレールをこちらに向かって走ってくる車両。
目を凝らして見て見ると、、、どうやらヘッドライトが一灯しか点灯していないようですね。
そう、一つ目だったらそれは復刻レトロ車両の9000形ですね。
えんじ色の9001号と群青色の9002号、どちらもヘッドライトが一灯式なんですね。
現役の車両で一灯式なのはこの2両だけ。
車内もすべてレトロ風に製造されたこの2両は乗車するだけでちょっと嬉しくなっちゃいますね。
三ノ輪橋商店街入り口は小旅行の出発地点
日光街道(昭和通り)に面した小さな入り口。
ここを抜けると都電の東の出発地点三ノ輪橋停留所へと到着します。
三ノ輪橋商店街(ジョイフル三ノ輪)はこの界隈でも大きなアーケード商店街。
昔ながらの小さなお店が軒を連ねます。
都電がまだ荒川線のみではなかったころ、三ノ輪橋の停留所は今の場所とは別に日光街道沿いにもあったそうです。
その名残なのか、この停留所入り口は二つの場所をつなぐように小さな店舗が入った通路になっています。
たった160円のショートトリップの出発地点はなんだか夢のトンネルと言った赴き。
少し童心に帰って東の出発地点から小さな電車で一時間ばかりの旅行に出かけてみるのも面白いかもしれませんね。
向原、春日通りを横断する
向原停留所から出発した都電は、ちょうど春日通りを横断していきます。
春日通りを北に進むとまもなくサンシャイン60の建つ池袋が見えてきます。
池袋に向かうまでの広大な敷地にはかつて第二次大戦の戦犯が収容されていた巣鴨拘置所がありました。戦後移転したこの跡地に造幣局、サンシャイン60が建設されたのです。
そんな大きな建物と通りの間には昔ながらの商店などがまだ数多くあり、商業街池袋の影に隠された昔の面影が沢山残されています。
ほら、ちょうど都電が早稲田方面からスルスルと走って大通りを横断していますよ。